[]64DDとランドネットとマリオアーティストとネットスタジオと自分 その1

 今からだいたい10年ぐらい前、NINTENDO64の周辺機器「64DD」を使った、「ランドネット」ってサービスがありました。それを懐かしむようなブログ記事とかはあんまり多くないみたいなので、自分の立場でちょっと書いておきたいと思います。ちょっととかいっても長くなるので、何回かに分けますけど。


 まず64DDNINTENDO64の外付けディスクドライブを使用した(当時としては)大容量の記録領域を使い、またソフト間のデータ連動を利用することで、新しい遊びが提供されたハードです。
 そしてランドネットは電話線とインターネットを使って64DDユーザー間の連動ができる場を運営してくれるサービスでした。
 そのあたりの詳しいことは64DD研究所を参照しといてください、ということでごっそり省かせていただきます。

 
 64DDランドネットの会員にならないと入手できなかったんですが、会員になった方にはゼルダ目当ての人やらマリオアーティスト目当ての人、大きな期待を持ってた人や、まぁどういう結果になるのかある程度は覚悟の上だった人、色々おられたと思います。

 自分としては「配布のソフトだけで元は取れそうだし、実験的なモノらしいってとこに興味ひかれつつもある程度は期待を外される覚悟もしといて、あとは裏ゼルダがプレイできれば…発売時になって駆け込みだと『10万人限定』は厳しそうだから、当初からレンタル(じゃないけど)しとくか。」ぐらいの思いで会員になったんだったっけ、と記憶してます。10年もたつとあやふやになりつつありますけど。

 結果としては「裏ゼルダが出ない」という大マイナスがありつつも、それでも十分出した金の元はとったろう、というのが自分の感想。「巨人のドシン」とか「シムシティー64」も思ったより良かった、ってのも少しはありますが、大部分は「マリオアーティストシリーズ」の存在によるものでした。


 「マリオアーティストシリーズ」の内容について、詳しくはWikipedeiaの記事でもちょっと読んでいただくことにして…ちょっとって分量これ多いですけど。誰だここまで詰め込んだIPユーザーは。とか。でも「コンストラクション系のソフトとして何と何ができたのか」って考えて書き足していったら、どうしてもこれぐらいには…なる…かなー、と。

 で、詳しい内容については端折って、「マリオアーティストシリーズ」は「マリオペイント」の続編的というか延長線上にあるのですが、複数のデータを持っておけるようになったとか、3Dの世界に踏み込んだとかいう変化も大きかったんですが、何より自分にインパクトのあったことは「見知らぬ誰かと作品交換ができる」ということでした。
 そしてそれを実現してたのが「マリオアーティスト コミュニケーションキット」とランドネットのサービスの一つ、「ネットスタジオ」でした。


 …だいぶ長くなってきたので、今回はここまで。