[]自分用発想法(段階別)

 自分の発想法とか、見失って思い出すのに無駄な時間を費やすことが最近多い気がするので、覚え書きを置いときます。自分の方法なので、他の人の役に立つかどうかはわかりません。



 まず、こちらの記事を見ていただくとして、だいたい発想というのは(2)の手順のところの話っぽいです。
 が、(1)の選びも発想のうちですし、(3)の過程での思いつき、(4)の方法でも見たことないっぽいやり方なら発想の範疇に入るかもしれません。
 ということで、各段階での考え方を書き出してみます。



(1) ネタ選び的なこと
 誰も見たことないものを作るためには、まず、誰も見たことないものを拾ってくる…というのも手ですが、誰でも見たことあるけど、見落としがちなところを拾うのも手。
 実際には後者の方がネタとしてはわかりやすく、お客さんの食い付きが良かったりします。前者の場合、本当に誰も見たことがないものだったら一つ既存の共通認識をつなぎに入れないと、何が何だかわからなくなる危険性も。

 この段階でやることといったら、できるだけ多くのものに、多面的にあたってみること。めんどい。



(2) 構成
 材料そのままのものを出しても、それが良いと思われる場合は少ないはず。
 複数の材料を素直に組む、上下左右を逆に組む、裏返しに組む、ずらして組む、騙し絵的に組む…という方法で色々考えても、意外とそれは表面的なことで、できることは限られているはずで。
 なので、組むための接着面をどこに探すか、また組んだ結果組んでない部分がどうなってしまうのか、という方向に注意を向けていた方が、何か良い感じになる率が高い気がします。自分的には。

 あと、材料のカタチで邪魔な部分は、上手く切れたら捨ててしまっても、受け手にとってはそこに引っかかりが出来て都合がいいんじゃないか…という気もしてます。何か抽象的な話になりますが。


 この段階でやることは、色々な組み合わせを試すこと、それ以上に材料の加工方法。積み上げよりも切り捨て。外の無駄を切り捨てるとかいうことじゃなくて、内側、接合面を切り捨て、歪を受け入れること。多分。自分の好み。



(3) 実作業
 えーと…実際に形にしてみないとわからないこともあるので…。

 この段階でやることは、(1)や(2)の段階に差し戻したり、全て捨てちゃったりするのをためらわないこと…とか。
 あと、自分の場合この段階で思いついた「いいこと」とかは、末端の遊びの部分とかはいいけど、根本的なことについては全体のことが見えてなくてマズいことになって、全て捨てることになりがち。勢いでやっちゃったりしない方がいい。



(4) 誰かに渡す
 これはあんまり考えたことないな…ただ色々出して、出し続けて、それでも来てくれる人は自分と合うお客さんなんだろな、という感じでやってます。
 だいたい、この段階のことを最初に頭に入れてやると、結構悪い迷走しがちなんですよね…「メイドイン俺のコンテストの当落気にしすぎちゃダメ」みたいな感じの部分で。

 この段階でやることは…自分の場合、無い。




 で…この中での、「取っ掛かりの掴み方」が「発想法」になるんだろうか。うーん。それがわかるなら、もっと手数が増えるのに。

 ただ、書き出してみた感じ自分は「切り捨てること」、中でも「捨てること」に好みがあるんだろうな、という感じはしました。

 というわけで、それを踏まえて自分、もうちっと色々手数が増えるように、何とかしないとなぁ、と思いました。おわり。